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治療上での注意点

外用剤の規定使用回数を守る

外用剤の規定使用回数を守る

現在市販されている外用抗真菌剤には、1日1回使用するものと、1日2回以上使用するものとがあります。この点は、薬の効き目に大きく関わってくるので、必ず医師の指示を守りましょう。

1日1回使用の薬の場合は、入浴等で足を洗った後か、就寝前につけるのがいいでしょう。薬を塗った後には、特に靴下をはいて寝る必要はありません。塗りっぱなしで大丈夫です。

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外用剤は、病変部のまわりにも塗る

薬を塗る範囲は、最も重要です。病変部に白癬菌はもちろんいますが、大抵の場合、菌はその範囲を超えて広がっています。 目に見える炎症部分だけに薬を塗っていたのでは、そのまわりの白癬菌が残ってしまいます。薬を塗るときには、実際の病変部よりもかなり広い範囲に塗りましょう。足の裏全体に塗ってしまっても構いません。 薬を塗った後は、そのままにしておいて大丈夫です。

薬がべたつくことで治療を断念する患者もいます。しかし現在は軟膏や液体のもの等いろいろな剤型の薬があるので、根気よく治療を続けるためにも使いやすい薬を選ぶこともは大事です。

外用剤は、病変部のまわりにも塗る

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水虫薬を他の治療に使わない

医師が処方した薬は、患者の現状に合わせてあります。足白癬治療のための薬を、同時にできてる他の皮膚病の患部にも塗ってはいけません。治療を止めた後、残っていた薬を他の皮膚病に塗ってはいけません。自分に処方された薬を他人の皮膚病に使用してはいけません。

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1週間で改善が見られない場合

適切な薬を使えば、足白癬の不快な症状(かゆみ等)は数日で軽くなっていくのが普通です。1週間以上経っても症状が一向に軽くならず、また逆に不快な症状が強くなるようであれば、薬が合っていないと考えられます。

この場合は、異なった種類の抗真菌剤が入っている薬に切り替える必要があります。

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かぶれが強くなる場合

治療の過程で、かえってかゆみが増す場合は、使用した薬にかぶれている可能性があります。すぐに医師に相談して、より適切な薬を処方してもらいましょう。使用している薬でかぶれた場合は、薬剤に含まれている抗真菌剤(主剤)でかぶれたのか、薬剤の基剤でかぶれたのかを切り分けることが大切です。

かぶれの原因が主剤の場合、同じ系統の抗真菌剤だと同じようにかぶれる可能性があるため、違う系統の抗真菌剤で治療を続けることになります。

かぶれの原因が(軟膏等の)基剤の場合も、状況は共通です。共通する軟膏やクリーム剤に共通に含まれる界面活性剤等の配合剤が含まれていないタイプの薬剤を選ぶことになります。

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治療でかぶれがひどくなった場合

治療の過程でかぶれがひどくなった場合、その原因がどの成分によるものなのかを調べるのに、化粧品のかぶれの検査でおなじみのパッチテスト(調布試験)が行われます。背中や上腕等に、かぶれを起こしたと思われる薬剤を少しつけて絆創膏で覆って固定し、48時間後に炎症が起きているかを見ます。パッチテスト用の絆創膏も何種類か市販されています。

パッチテストを行う際の問題点としては、疑わしい抗真菌剤が見つかっても、それを構成する主剤と基剤がそれぞれ単独の状態では手に入りにくいことが挙げられます。製薬メーカーの協力が不可欠ですが、主剤と基剤の各成分を保管しておくことは困難です。最終的に、どの成分でかぶれたか、というところまで確定できた例はごく少数なのです。

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重層法と、密封包帯法(ODT法)

これまで述べてきた一般的な使用法は、薬を患部に直接塗るのみ、という方法です(単純塗擦法)。それ以外の使用方法を説明します。

  • 重層法は、単純塗擦した薬の上に、薬の皮膚への浸透性を高める別の薬(尿素軟膏等)を重ねて塗ったり貼ったりする方法です。 尿素軟膏には、皮膚の角質水分量を増やす働きがあって、薬の浸透性を高めます。ただ、尿素軟膏を厚めに塗るため、上から靴下を履く等してべとつきを抑える必要があります。
  • 密封包帯法(ODT法)は、抗真菌剤を厚めに塗ってその上をビニールフィルム等で覆って、周囲を絆創膏で固定する方法です。重層法よりも角質の軟化と湿潤が得られるため、角化型足白癬や爪白癬の治療にも使われます。
  • 重層法と密封包帯法を組み合わせることもありますが、治療効果と手間の兼ね合いで評価が分かれるのが現状です。

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外用抗真菌剤+外用消炎剤

外用抗真菌剤+外用消炎剤

症状によって、外用抗真菌剤と、いろいろな外用消炎剤(炎症を抑える)を組み合わせることもあります。抗真菌剤の効果は、あくまでもカビの発育を抑圧することにあって、皮膚の症状として問題のかゆみや炎症を直接抑える力は期待できません。そこで、症状抑圧は消炎剤で対処する、という方法です。

しかし一方では、炎症そのものが病変部から菌を追い出す役目もしているため、炎症を抑えると不快な症状は一段楽するものの、逆に菌は増える、という結果になることもありえます。これは特殊な病型に対する特殊な治療なので、もしこの治療を行うならば、必ず皮膚科医の指示と指導の下に行ってください。

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内服剤の使い方

内服薬としては、大きくわけて以下の2種類があります。

  1. 現在にわたって30年以上も使い続けられている、グリセオフルビン
  2. 最近市販され始めたイトラコナゾール、テルビナフィン、試験中であるフルコナゾール

(1)と(2)では、1日の服用回数や副作用の種類が異なるので、服用の際は必ず医師の指示に従ってください。特に(1)の場合は、治療を始めてから途中でやめてしまうと、それまでの治療がまったく無駄になってしまう可能性があります。(2)の新しい薬剤は、現時点でその投与方法は検討中です。

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