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その他の感染、検査法

常在菌や腸内菌の感染

足の指のあいだを湿らせたままにしておくと、足白癬以外にもいろいろな菌が増える可能性があります。それは日常の習慣などによって違いがあります。その多くは、皮膚の表面や粘膜に普通にいる菌(常在菌)や腸内細菌などで、普段は特に病気の原因にはならないものです。

これらの細菌が増えると、指のあいだがさらに強くただれ、悪臭を発したり、菌の種類によっては色がついたりします。さらに進むと、足の指のあいだのただれが悪化すると同時に足から下腿へと炎症が及んだり、大腿の付け根のリンパ節に炎症を起こして痛んだりすることがあります。このような症状を足白癬から区別する方法は、そこに白癬菌がいるかどうかをみわけることのみです。

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趾間型足白癬の、複合型要因

前にも述べたとおり、趾間型足白癬を湿らせたまま放っておくと、そこに二次的に細菌が増えて強い炎症を起こすことがあります。

趾間型足白癬と呼ばれるものは、湿気を帯びやすい足先の条件の下で白癬菌と種々の微生物が共同で作り上げた複合病変といえるかもしれません。その中で、皮膚が乾燥するにつれて白癬菌が、また湿度が高くなるにつれて細菌類が主役を演じるようになると考えられます。細菌類がおもてに出てくると、強い炎症が起こるわけです。

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紛らわしい症状の、紅色陰癬

紅色陰癬(こうしょくいんせん、エリトラスマ)という、細菌感染による病気があります。主に足の指のあいだの皮膚が細かい皮片になってむけてくるもので、かゆみはほとんどありません。

説明のとおり、症状からだけでは軽症の足白癬との区別は困難です。しかしこの病気にかかった皮膚を特殊な紫外線(長波長紫外線(UVA))で照らすと、きれいな紅色の蛍光がみられます。

また、カセイカリ鏡検法で白癬菌が見つからないことでも鑑別点になり得ます。細菌を抑える抗生物質で治療します。

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紛らわしい症状の、ピッテッド・ケラトリシス

ピッテッド・ケラトリシス(pitted keratolysis)も、細菌が主役の病気です。細菌によって足の裏に虫食い状の小さいくぼみができます。かゆみはなく、汗などで過度に湿った状態が続くときにできます。若い人に多い病気です。治療は難しくありません。

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白癬菌以外のカビが感染したとき

足白癬に似た症状は、実は白癬菌以外のカビでも起こります。この場合、症状が出るのはほとんど足の指のあいだか爪に限られ、指のあいだでは白くふやけます。感染するカビは、カンジタが最も多く、このほかに外国ではヘンダーソヌラ・トルロイデアというカビの一種によるものも報告されています。

この種の感染は、同じカビの一種のためカセイカリ鏡検法では区別がつきにくいので、よく足白癬と間違えられます。そこで、白癬菌によく効く抗真菌剤を使って効果が見えないときは、これらの菌による感染を考えて、培養法による確認が必要です。しかしこのケースでは、診断を確定することはなかなか難しいものです。

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一般的に、接触皮膚炎について

接触皮膚炎−一般的には、かぶれ−は、何らかの物質が皮膚について、皮膚が強い反応を起こした状態です。たとえば、ハゼの木に触れたために起こる手や顔の皮膚炎、ネックレスや時計のバンドが触れる部分に一致して起こる皮膚炎などがありえます。また、化粧品による顔の皮膚炎も多いと思われます。

接触皮膚炎いわゆるかぶれは、何らかの物質に触れた場所だけに起こるので、その症状や背景から原因をある程度判断することもできます。

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足の接触皮膚炎の、原因と症状

足の接触皮膚炎の場合は、足の指や足の底に見られる場合が多いです。これは、靴下や靴、サンダル、あるいは偶然さわった床の塗料などが原因と思われることをあらわしています。足の指のあいだの場合は、なんらかの皮膚の変化があって、そこに軟膏等をつけた場合によくみられます。

足の指のあいだは、赤くかゆくなるとともに、ひどいときには小さい水ぶくれやただれができます。皮膚が靴などに密着しやすいこういうぶぶんでは、湿気がたまりやすく、これがかぶれを引き起こす要因となりがちです。足の裏でも同じような症状が出ます。

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汗疱ができたとき

足に汗を多くかいたときなど表面を見ると皮膚の上層に小さな水ぶくれができていたり、薄く輪状に皮がむけたりして、軽いかゆみを伴う場合があります。これを汗疱(かんぽう)といいます。足の指のあいだにできることは少なく、水ぶくれのサイズが足白癬のものよりもちいさいです。

手足に汗をかきやすいことがわかっていれば、カセイカリ鏡検法で白癬が見つからない場合は汗疱と診断されます。どちらかというと、若い人に多い病気です。

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掌蹠膿疱症になったとき

掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)は、小さな膿を持つ水ぶくれを作るのが特徴です。突然始まることが多く、最初は小さな水ぶくれですが、すぐに黄白色の膿の色になって、古くなって乾くと褐色に、さらに皮がはげると一見小水疱型足白癬そっくりの症状になります。

金属アレルギーや扁桃炎などが原因となることもありますが、原因がわからないことのほうが多いです。比較的年をとった人に多く診られ、病変は土踏まずを中心に左右対称にできることが多いです。このため、臨床的には区別をつけやすいのですが、診断を確定させるためにはカセイカリ鏡検法が有効です。

この病気の治療中、特に副腎皮質ステロイド剤による治療の際に、二次的に足白癬の感染がたまに見られることがあります。治療には時間がかかりますが、数年から10数年後には自然に良くなります。

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その他の、足白癬に似た病気

多形滲出性紅斑(たけいしんしゅつせいこうはん)や環状紅斑と呼ばれる病気も、足白癬と区別する必要が症状が進むにつれて起こる場合がある病気です。

梅毒の場合、または薬物中毒や内臓の悪性腫瘍等の時にできる足の裏の紅斑や角質増殖、さらにはボーエン病(表皮内限定で増殖する皮膚がんの一種)の場合も、足白癬の鑑別の対象になります。判別するには、それぞれ特殊な検査が必要になります。

今まで挙げてきた中にも、足に現れる皮膚病だけでたくさんあります。素人判断で治療した場合、間違った治療をして完治までに遠回りしている可能性も多いです。足の皮膚に気になる皮膚の変化が出てきたら、迷わず皮膚科を受診してください。

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「冬のブーツに要注意!早期発見ミズムシ」

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