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診断・検査法

水虫が疑わしいときは

足の皮がむけたり、足がかゆい皮膚病を一般に水虫と呼びますが、足にできる皮膚病の全てが足白癬ではありません。 足の皮膚病をきちんと治すには、まずその皮膚病がどんな原因でできたのかを知らなければならないのです。

皮膚病の原因を見極めて治療に結びつけるのは、一般に皮膚科医の仕事ですが、実際には皮膚科医以外の医師が治療にあたっていたり、患者自身が判断し治療していることも多いです。やはり皮膚病は皮膚科の専門医に一度は診察をしてもらうことが重要です。

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皮膚科専門医の見つけ方

総合病院で皮膚科の診療科目を掲げているところには、専門医がいると考えていいでしょう。診療所の医師(いわゆる開業医)にも専門医の資格を持つ医師がたくさんいます。

日本には、日本皮膚科学会の認定による専門医制度があります。この認定証は一定以上のトレーニングを積んだと認められる皮膚科医に対して交付されるもので、現時点で日本では唯一の明文化された皮膚科専門医制度です。検査・診断は、こうした専門医のいる病院で受けるのが一番いいと思われます。

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足白癬の診断

皮膚科医が足白癬と診断するためには、2つの段階を踏みます。

  1. 似たような症状を持つ多くの病気の中で、患者の症状が足白癬と一致していることを確認
  2. その病変の中に白癬菌がいることを検査で確認する

まず皮膚科医は問診等を通じて患者の病気の経過を知り、皮膚の状態を見ることで病気の原因を探ります。この段階で、いくつかの考えられる病名の中に足白癬が含まれていれば、その次に検査法を選択して診断を確定させます。

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カセイカリ鏡検法

足白癬の診断を確定するために最も広く行われているのは、カセイカリ鏡検法というものです。

まず病変部から、白癬菌が寄生していると思われる皮膚の最外層(角層の一部)をピンセットで取ります。この時には、見た目に白く向けた皮や水ぶくれの膜を取るので、痛みはありません。このとき、病巣のどの部分から試料を取るかは大変重要です。特に趾間型の足白癬では、中央の湿って白くふやけた部分からは金歯見つかりにくいのです。

次に、取った皮膚片をスライドガラスに乗せて、カセイカリを主成分とする強いアルカリ性溶液で溶かし、顕微鏡で見て白癬菌を見つけ出します。この方法は白癬菌を見分けるのに幾分熟練を要しますが、使う器具も簡単で10分ほどで結果が判明するため、基本的な手段として広く用いられています。

水ぶくれや皮膚のはがれた部分など、症状が良く似たほかの皮膚病との鑑別が難しい場合、カセイカリ鏡検法で白癬菌が見つけられるかどうかで以後の治療方針が決められます。

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白癬の治療に重要な培養法

白癬の治療に重要な培養法

細菌などによる感染症では、病変部から病原微生物を見つける手段としてしばしば「培養法」が用いられます。カビの場合、発育速度が遅く、診断できるまでに2〜3週間かかることもあって、この方法は外来の患者さんの診察向きとは言えません。

ただし、病巣内にカセイカリ鏡検法でカビが見つかったのに治療しても良くならないときなど、病原菌やその菌の薬に対する効き目の目安を判断する必要があるときには、この検査は不可欠です。

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足白癬と区別が必要なもの

加齢による生理的変化
角化型の足白癬と間違えられやすい
湿った足の指のあいだの細菌感染
常在菌や腸内菌、紅色陰癬、ピッテッド・ケラトリシス
白癬菌以外のカビの感染
カンジタ等
接触皮膚炎
植物、金属、化粧品などに皮膚が強い反応を起こした状態
汗疱
足の指のあいだにはできにくい
掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)
中年から老年に多く、土踏まずを中心に左右対称にできることが多い
その他
多形滲出性紅斑、環状紅斑、梅毒、ボーエン病など

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足白癬と間違えやすい、生理的な変化

年をとると、足の皮が次第に厚く硬くなって、ひびわれたり白くむけたりしがちです。これは生まれつきの場合もあるし、糖尿病や足のむくみのある患者では特に強く出る傾向があります。これらは、角化型の足白癬と間違われやすいのです。逆に軽症の足白癬をこのような変化と間違えて見逃すケースも考えられます。

たこやまめなどにも注意が必要です。それ自体が足白癬と間違われるほか、足白癬があるお年寄りにたこやまめができやすくなります。このため、皮膚科医ではカセイカリ鏡検法を適宜使って、見逃さないように気をつけています。

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湿った足の指のあいだに細菌が増えたとき

足の指のあいだは湿らせておくだけで、ご存知のように白くふやけてきます。

皮膚の表面には元々いろんな種類の細菌やカビなどがついています。健康で正常な皮膚についているときには何の影響もないのですが、なにかの原因で極端に増えて皮膚に障害を与えるようになると、問題が生じます。以下で、常在菌や腸内菌に感染した場合、紅色陰癬(エリトラスマ)による細菌感染、ピッテッド・ケラトリシスのケースを取り上げます。

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